「あなたの細胞はあなたが食べたものでできている」
健康な体でいるためには、何を食べるかは、とても大切な事だと思います。
体に関わることを生業にしてきたので「食べ物」に関しては、気を配ってきていました。
オーガニックでフレッシュな季節の野菜を中心に、少食で。
でも、私の体調は不安定で、快適な状態が長く続くことはありませんでした。
一つの要因が「便秘」
よくなったと思うと、ピタッと止まる。
止まってしまうと、白湯を飲んでも便秘に良いとされる薬を摂取しても、動かない、止まったまま・・・。
便秘が続くと
- 体がダルくなる
- 頭がスッキリしない
- やる気がわかない
- あらゆることの整理ができない
- 鬱っぽくなってしまう
- 体力が消耗しやすい
3日お通じが止まるだけで、こんな状態になってしまいます。
「あなたの細胞はあなたが食べたものでできている」
間違いではないけれど、アーユルヴェーダから学んだことをベースに考えると、食べるものだけを重視してしまうと間違ってしまいそうです。
どういうことかというと
食べ物が咀嚼され、適切に消化されると『栄養』と『老廃物』にわかれます。
アーユルヴェーダでは消化していく過程を7つの身体構成要素『サプタダートゥー』として消化の過程を大切にしています。
〘食べ物〙⇒1.ラサ(血漿)→2.ラクタ(血液).→3マーンサ(筋肉)→4.メーダ(脂肪)→5.アスティ(骨)→6.マッジャー(骨髄・神経)→7.シュクラ(精液・卵子)⇒オージャス(活力素)
食べたものが、キチンと消化吸収され、各組織にしっかり栄養が行き渡り細胞の隅々まで潤し、体が機能することが大切だと説いています。
例えば「骨粗鬆症に気をつけて骨を丈夫にカルシウムを摂りましょう」と、よく見聞きます。
ところが、骨を作る前の構成要素に問題があれば、いくらカルシウムを摂取しても、なかなか丈夫な骨をつくるところまで届いてくれない、ということも考えられます。まずは血液をつくるところから、アーユルヴェーダでは一人ひとりの体質にあった食べ方や生活法が勧められます。
個人の体質や季節にあった食べ物、自分の消化力にあった食べ方で食べる。どんなにいい食べ物を食べていても、消化吸収されなければ体に負担をかけるばかり。
さて、それでは私の便秘は何処に問題があったのでしょうか?